彩華の伝言

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元安時は基準値への反映を抑え、元高時はより大きく反映する。

かつては人民銀の裁量が大きかったが、2015年 8月に元を切り下げた時に基準値の算出法も変更。
人民銀は市場の前日終値を参考にすると表明し、16年春からは前日終値にドル、ユーロ、円など複数通貨でつくる通貨バスケットに対する元の変動幅を加味して決める現在の算出方法を確立した。
新たな算出法は極めて複雑だが、ポイントは大きく2つ。
まず、計算式に中国語で逆周期因子という激変緩和要素を新たに加える。
具体的には前日の相場変動のうち、どれだけが実需による値動きかを算出。
その値動きにマイナス3分の2をかけたものが激変緩和要素となる。
前日に元安が進めば元高方向に、元高が進めば元安方向にそれぞれ基準値を押し戻し、結果的に変動幅を抑える。
例えば前日の基準値から市場終値まで1ドル=0.1元の元安・ ドル高が進んだとする。
すべて実需要因とすると激変緩和要素はマイナス15分の1元になる。
翌日基準値には約0.033元分の元安・ドル高しか反映しない。
問題はこのマイナス3分の2は人民銀がマイナス5分の4にもマイナス6分の5にも操作できる点。
人民銀はマクロ経済指標などから調整というだけでなぜマイナス3分の2かも根拠が不明確だ。
2つ目の修正点は通貨バスケットに対する元の変動幅に特殊な係数をかける点。
変動の幅と向きで係数が異なるのがポイントだ。
例えば、変動幅0~0.2%の場合、元高は1、元安は0.7。
0.2~0.5%で元高は0.8、元安は0.5。
0.5%以上で元高は0.6、元安は0.3。
いずれの場合も元安時は基準値への反映を抑え、元高時はより大きく反映する。
元安 を進みにくくする仕掛けだ。
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